「健康経営」とは、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実施することです。企業理念に基づき、従業員等への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産向上など組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されます。健康経営は、日本再興戦略、未来投資戦略に位置付けられた「国民の健康寿命の延伸」に関する取り組みの一つです。サンコーでは健康経営への取り組みを積極的に行っており、経済産業省が健康経営に係る各種顕彰制度として平成28年度から創設した「健康経営優良法人認定制度」の認定を受けることが出来ました。
1. 健康経営の基本方針
経営理念である『社業の発展を通して社員の生活の向上と社会の発展に寄与すること』を目指し、『心身ともに健康であること』で社員の心身の健康づくりを土台に据えた「健康経営」を積極的に推進します。
2. 「健康経営優良法人」
健康経営優良法人
(中小規模法人部門)
3. 健康宣言認定
健康経営に取り組むことを宣言した「京(きょう)から取り組む健康事業所宣言」を“協会けんぽ”へ宣言致しました。
サンコーは男女の比がおおよそ6:4と、製造業では珍しく女性の割合が多い会社になります。事務職の女性はもちろん、製造部に所属する女性もたくさん働いてくれています。たくさんいる女性の中には、結婚、出産など女性にとってかけがえのないタイミングを迎える女性も数多くいますが、不安を感じることなく、休職を選択でき、また復帰についても前向きに考えられるように、産休、育休制度はもちろん、時短勤務についても通常3歳未満の子供が対象のところをサンコーでは小学校就学前までの子供を対象とするなど柔軟に対応しています。また、制度があるだけでは意味がありません。実際に制度を利用しやすい環境も重要で従業員とコミュニケーションをとりながら推進活動を進めております。こういった取り組みで働く女性を少しでもサポートし、出産後、育児中でも働きやすい環境を目指しています。
セカンドキャリアとはアスリートが引退した後の職業・キャリアを指します。近年はそこから転じて、早期リタイアした人や定年退職した人のキャリアや育児・介護を終えた人の社会復帰後のキャリアなども含む幅広い意味合いを持つ言葉となりました。
それに対してデュアルキャリアは人生や生涯そのものをひとつの大きな軸「キャリア」と考え、そこにアスリートとしての「キャリア」をもうひとつの軸として捉えた「二重性」を示す概念で、現役中から将来のキャリアを形成し、2つの人生を歩むことを指します。競技生活と仕事の両立が図られており、かつそれぞれが好影響を与えあっています。
サンコーE.P.ではトラントサンク様の協力を得ながらセカンドキャリア・デュアルキャリアへの支援を採用活動という形で行なっております。しかし、セカンドキャリア・デュアルキャリアも仕組みの中で大きな問題を抱えていることが活動を進めている中でわかりました。その問題点とは、現役を引退し、セカンドキャリアを歩む選手たちは、まずはじめに新たな職業を探すこととなりますが、同世代と比べて社会での経験が少なかったり、本来社会人ではあたり前に持っているスキルを持っていないことがあったりすることから、企業から採用がされにくいといった現状があります。また、そういった将来の不安や金銭的な不安から現役時代においても不安で競技に集中できないなどといった問題点もあります。そういった問題点を改善すべくデュアルキャリアといった考え方が定着しつつありますが、デュアルキャリアにも問題点があり、競技と仕事を両立するためには、時間の融通がきく仕事しか選べないため、どうしても採用してもらえる間口が狭まってしまいます。サンコーではセカンドキャリアとして入社してきた社員にも一人前の社員となってもらえるよう一から指導し、やりがいを感じてもらうことで、文字通り第二の人生をより充実したものにしてもらえるようサポートしていきたいと思いますし、デュアルキャリアにチャレンジしている社員にも時短の対応や休日出勤の調整などできる限りの応援をしていきたいと考えております。
私たちは例年、京都工学院高校からインターンシップを希望する高校生の受け入れを行っております。工学科がある京都工学院高校には、ものづくりを学びたいという学生がたくさん在学されており、京都工学院高校の前身である洛陽工業高校の時からインターンシップをお受けさせていただいております。また、その他にも学生のアルバイトを紹介いただくなど、様々な交流を続けさせていただいておりました。実際、卒業生もたくさん正社員としてサンコーで働いてくれていますし、中には要職に就き、会社の中心となって活躍してくれている社員もいます。このようにインターンシップを通じてサンコーの良さを知り、サンコーの一員となって働きたいと思ってもらえると一番嬉しいですが、実際にものづくりの製造現場を見て、触って、ものづくりについて考えてもらうことで少しでもものづくり全体の将来に貢献できればと考えております。
● マニシングセンター・CAD 実習
● 旋盤 実習
● 接着・曲げ加工 実習