代表取締役   山本 健次

「理想の会社像」

弊社は大きく分けると製造、営業の二手に分けることが出来ますが、製造には唯々日々の加工に追われるのではなく、自主的に目の前の課題と向き合い、加工技術の向上、個人のスキルアップ、ものづくり本来の楽しさを追い求めてほしいと思っています。対して営業は、お客様と直接やり取りできるのが醍醐味です。お客様と協力会社の枠を超えて人間関係を構築する、人と人との付き合いをすることで、本当の意味での信頼関係が生まれ、そこには必ずやりがいがあると思います。弊社が請け負っている仕事はありがたいことに名立たる大手企業の設備や製品に使用していただいており、その分野も分析装置、医療装置、半導体、液晶、自動車など多岐にわたります。私は弊社が日本経済や世界経済を下支えする一端を担っていると自負しておりますし、同時に驕ることなく、そのことに対する喜びとプライドを持って日々商いをしている会社でありたいと思います。

「サンコーの強み」

製造業で大切なのは人の力だと思っています。大口案件や短納期案件など、対応するのに相当なパワーを要するような注文がきた時でも弊社では各課が連携を取り、団結してモノづくりを進めることが出来ます。これは、会社としての底力がある証だと思っていて、弊社最大の強みでもあると思っています。また、材料の在庫量も特徴の一つです。材料は弊社の競争力、生産性になくてはならない要素ですので、早く加工へ移る為、少しでも安く仕入れる為に大量の在庫を置いています。これは他の会社になかなか真似のできないことだと思っています。

「10年後を見据えて」

製造業では今まさに大きな変化が起きようとしているように感じます。部品の発注はより簡素化され、仕入れ額の抑制と製品品質の更なる向上、さらには規制物質の増加に対する管理体制など、各メーカーも年々サプライヤーへの要求が厳しくなってきています。10年後には更なる厳しい要求が待ち受けていることでしょう。そのようなお客様の要求を満たすためには日々新しい環境に順応していくことが大切です。世の中の動きを敏感に感じ取り、お客様の満足はもとより、社員の働き甲斐を追求することでお客様の求める理想のサプライヤー像に近づけていけるのではないかと考えています。